キュウリ
爽やかな香りとシャキシャキとした食感で、常備野菜の一つとされています。一般的に「きゅうり」として販売されているのは、「白イボ系」で、国内流通の9割以上を占めています。他に、表面のイボの多さとシワが特徴の「四葉(スーヨウ)」、未熟なうちに収穫した「もろきゅうり」、イボがなく皮が薄く日持ちが良い「フリーダム」などがあります。
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“ミネラルの宝庫”
- 旬の時期
- 6月~9月(一年中流通している)
- 成分と栄養素
- きゅうりの成分は90%程度が水分です。ビタミンC(夏の路地栽培は特に豊富)、カリウム、ビタミンA、ビタミンK、葉酸、銅、マグネシウム、ミネラル(シリカ)など、一つ一つの含有量は少ないですが、バランスよく含まれています。また、青臭い匂いは、香油成分のピラジンで、血栓によって起きる脳梗塞や心筋梗塞を予防、改善する効果がある言われています。
- 期待される効果
- 美肌、美爪、美髪の効果
きゅうりに含まれるミネラル(シリカ)は、コラーゲン生成を助けてくれるミネラルで、髪や爪を丈夫にして、カリウム、マグネシウムなどが含まれていますので、肌のミネラル成分を補給し、美肌効果も期待できます。 - ダイエット効果
きゅうりは、生で食感もよく、しっかり噛むことで満腹中枢を刺激することができます。また、きゅうりに含まれるホスホリパーゼは、体内の老廃物や毒素を排出し、身体の脂肪の燃焼や代謝を高めてくれる働きがあると、近年明らかになっているそうです。 - 夏バテ、のぼせ
水分とカリウムを豊富に含んでいますので、利尿作用があり、体内のこもった熱やナトリウムの排出を施す働きがありますので、夏バテ、のぼせに期待できます。きゅうりは、夏場のカリウムと水分補給として効果的な食材です。 - むくみの緩和
カリウム豊富なきゅうりは、利尿作用や血圧を調整してむくみの緩和にも期待できます。 - おすすめ関連コラム
TIPS
- 色素(ジュースの色素)
- 薄緑色
- 水分量
- 多い
- 硬さ
- やや硬い
- *水分量・硬さは目安です。栽培方法や気候、時期などで個体差があります。
- おすすめの搾り方
- やや硬く水分が多い食材なので細目のストレーナー(フィルター)を使用すると、さらっとしたジュースに仕上がります。パイナップルやスイカなどの甘みのある食材と一緒に搾ると、きゅうりの独特のにおいが抑えられ飲みやすくなります。
また、グレープフルーツやレモン、ライムなどの柑橘類を加えると酸味がきいた爽やかな味わいになります。
- ジュース以外のおすすめの食べ方
- 彩りよく味わう調理
〈生で食べる〉
【きゅうりの梅肉和え】
①きゅうりは一口大の乱切りにして、塩をまぶしてしばらく置いて水気をしっかりしぼります。
②梅干しは種を抜いてたたき(細かく刻みます)、きゅうり、鰹節と和えます。
【緑酢(魚介、肉、野菜のソースに)】
①きゅうり1本をすりおろし、軽くしぼります。(汁はジュースの材料としても使えます。)
②酢大さじ1、砂糖小さじ1,塩ひつまみを①と混ぜ合わせます。
監修:Hurom、野菜ソムリエ 川端寿美香(かわばたすみか:@sumikay816)