
NUTRIENTS IN NATURAL FOODSバナナbananas
バナナ
バナナは南アジアの熱帯地方が原産とされているバショウという草本になる実の総称で、生食用、料理用を含めて数百種類以上存在するといわれています。世界で栽培されているバナナの約3分の2は一般的な生食用で、残り3分の1は料理用です。日本で流通しているバナナの約90%がフィリピン産の「ジャイアント・キャベンディッシュ」という品種。続いてエクアドル、台湾から輸入されています。また、わずかですが沖縄や奄美大島、鹿児島などで国産のバナナが栽培されています。ある程度熟してから収穫できるため、輸入バナナよりもねっとりとしていて甘味が強いほか、無農薬栽培により皮まで食べられるバナナとして話題になっています。
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“栄養バランスの王様”

- 旬の時期
- 通年
- 成分と栄養素
- バナナにはエネルギーの代謝を助けたり、脳や神経、皮膚などを健康に保つビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は水溶性ビタミンのため、生で食べることが多いバナナは栄養を余すことなく摂取できます。また、血圧の調節に関わるマグネシウムやカリウム、強い抗酸化作用で活性酸素を取り除く働きがあるポリフェノール、血糖値の上昇を抑えたり、有害物質を体外に排除する食物繊維も多く含まれているため、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
- 効果
- 美肌効果
バナナには血行を良くしたり、肌のきめを整えるビタミンB群のほか、便秘の解消に役立つ食物繊維が豊富に含まれています。また捨ててしまいがちなスジの部分には、抗酸化作用を持つポリフェノールが多く含まれています。 - 腸内環境改善
バナナには水溶性、不溶性両方の食物繊維と腸内細菌のエサとなるオリゴ糖が豊富に含まれて、腸内環境の改善に役立ちます。 腸内で老廃物の運搬係として働く食物繊維は、不要な物質を体外へ排出し、コレステロール値低下作用や糖質の吸収抑制作用等の生理機能を持つとされています。 - 育ち盛りのお子様の栄養補給に
栄養バランスに優れたバナナには、血液や筋肉の発育を助けるビタミンB6や骨や歯の形成に関わるマグネシウム、免疫機能を健全に保つカリウムなど育ち盛りのお子さんの食事に欠かせない栄養素がバランスよく豊富に含まれています。 ※バナナは特定原材料に準ずるもの20品目に該当します。 - 運動時の栄養補給に
バナナには、でんぷん、ブドウ糖、果糖、ショ糖など、体内に吸収される時間が異なる糖質が含まれていて、エネルギー補給が長時間持続します。また、筋肉のエネルギー源となるBCAA(必須アミノ酸である「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」の総称)が豊富で、筋タンパク質の合成を促進し、運動後の筋肉の疲労回復にも期待できます。さらに長時間の運動による筋肉の痙攣を防ぐカリウムも豊富に含んでいます。
TIPS
- 色素(ジュースの色素)
- 乳白色
- 水分量
- 少ない
- 硬さ
- 柔らかい
- *水分量・硬さは目安です。栽培方法や気候、時期などで個体差があります。
- おすすめの搾り方
- バナナは水分がすくないため、りんごやオレンジ、パイナップルなどの水分の多い食材と一緒に搾ると、美味しいミックスジュースに仕上がります。果肉が柔らかいので搾汁する際は、粗目のストレーナー(スムージーフィルター)を使うと搾りやすいうえ、バナナの甘みと果肉感のあるジュースが味わえます。
- また、バナナを一口大にカットし凍らせたものをフローズンフィルター(ストレーナー)で搾ると、バナナの自然の甘みが楽しめるフローズンアイスも作ることができます。キウイやブルーベリーなどの果実と組合せても美味しくいただけます。
フローズンフィルター(ストレーナー)で凍らせたバナナと牛乳を一緒に搾ると、人気のバナナジュースも作ることができます。
- ジュース以外のおすすめの食べ方
- 栄養をのがさず調理
<加熱して食べる>
皮をむき、一口大の大きさにカットしたバナナを耐熱皿に入れ、レモン汁をふりかける。レンジで加熱し、バナナをスプーンで潰しながらハチミツを混ぜる。 - 彩りよく味わう調理
<生で食べる>
クレソンを5cm程にカットし、バナナは皮をむき輪切りにカットする。クレソンとバナナを混ぜ合わせ、お好みのドレッシングをかける。
監修:Hurom、管理栄養士 山本 理江(やまもとまさえ:@masae.yamamoto421)
バナナを使った
レシピ一覧
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