グレープフルーツ
グレープフルーツは文旦類とオレンジ類の自然交配でできた品種とされ、果実が房なりに実りブドウを思わせる姿がこの名前の由来です。 さわやかな酸味と独特のほろ苦さが特徴です。果肉が白黄色のマーシュ種とピンク色のルビー種があります。
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“楽園の香り”
- 旬の時期
- カリフォルニア産:5~10月/フロリダ産:10~翌5月/国産:4~8月
- 成分と栄養素
- ビタミンC、B1、B6、カリウム、クエン酸、葉酸、食物繊維など。果肉の赤いルビー種にはβ-カロテンやリコピンが含まれています。クレープフルーツの果実には脂肪燃焼を助けるナリンギンやイノシトールが含まれ、果皮の香り成分はアロマオイルにも使用されるなどダイエットに嬉しい成分を含んでいます。特定の薬の作用や副作用を増強してしまう恐れがあるため、薬を服用している方は医師や、薬剤師に相談のもと、飲み合わせには注意しましょう。
- 期待される効果
- ダイエット、生活習慣病予防
グレープフルーツ独特の苦み成分であるフラボノイドの一種、ナリンギンは食欲抑制効果や脂肪分解を促進する作用があり、香り成分のヌートカトンには脂肪燃焼を助ける効果があるとされています。また抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれるイノシトールは脂肪肝や動脈硬化を予防し、生活習慣病予防に役立ちます。 - 疲労回復
グレープフルーツに含まれるビタミンB群やクエン酸は糖や脂肪の代謝を助けるほか、疲労物質である乳酸を分解するため疲労回復に効果があるとされています。また、安眠やリラックス効果があるとされる香り成分のリモネンも含んでいます。 - 美肌効果
ビタミンCやリコピンの持つ抗酸化作用がお肌のトラブルの原因となる活性酸素を排除するほか、香り成分のリモネンが血行を促進します。しかし、グレープフルーツにはソラレンと呼ばれる紫外線の吸収を高め、肌の炎症や色素沈着を引き起こす光毒性物質が含まれているため、朝の時間帯は控えることをお勧めします。 - むくみ改善
グレープフルーツに含まれるカリウムには、体の余分な塩分の排出を助け、ため込まれた水分を排出するはたらきがあるため、むくみの改善に効果があります。 - おすすめ関連コラム
TIPS
- 色素(ジュースの色素)
- ホワイト/ルビー
- 水分量
- 多い
- 硬さ
- 柔らかい
- *水分量・硬さは目安です。栽培方法や気候、時期などで個体差があります。
- おすすめの搾り方
- 果肉が柔らかい食材なので、単体で搾るときは粗目のストレーナー(フィルター)を使用し、果肉感のあるジュースにして飲むのがおすすめです。つぶつぶした食感とグレープフルーツの香りがジュースに搾りだされます。
にんじんやりんご、キャベツなど硬い食材と一緒に搾る場合は、細目のストレーナー(フィルター)で搾ると、不溶性食物繊維が取り除かれ、さらさらとしたジュースに仕上がります。
また、ジンやウォッカなどに搾った果汁を加えると、生搾りのカクテルを味わうことができます。 - ホワイトのグレープフルーツはほんのり苦みと酸味がありサッパリとした大人な味わいに、ルビーは甘みのあるジュースと、品種によって違いもあるので飲み比べてみるのもオススメです。
- ジュース以外のおすすめの食べ方
- 栄養をのがさず調理
〈生で食べる〉
グレープフルーツの果汁と果肉に、オリーブオイル、酢、砂糖、こしょうを加えて混ぜればフレッシュなドレッシングの完成。葉野菜のサラダとの相性がよいドレッシングです。
監修:Hurom、管理栄養士 山本 理江(やまもとまさえ:@masae.yamamoto421)
グレープフルーツを使った
レシピ一覧
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