セロリ
ヨーロッパ、西アジア、インドなどが原産で紀元前から薬用・におい消し用に利用されてきました。日本で一般に普及したのは戦後の事です。現在でも西洋料理では肉や魚の臭み消しや、香りづけの香味野菜としてに欠かせない存在です。日本で一般的に作られているは、香りの優しい黄色種のコーネル系の品種が多く占めています。
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“アロマ野菜”
- 旬の時期
- 11~5月(冬~初夏)、夏から秋は長野県で、冬から春は静岡県などでハウス栽培され、一年中出荷されてます。
- 成分と栄養素
- セロリは淡色野菜に分類され、カリウム・βカロテン・ビタミンB・ビタミンC・食物繊維などが含まれていますが、特に葉の部分にビタミンB・βカロテンが茎よりも多く含まれています。 そして特徴的な香りの成分がアイピン・セネリンです。これらの成分には精神を安定させ、不眠やイライラを解消し、食欲を促す働きがあるといわれています。
- 免疫力アップ
βカロテンやビタミンCは身体の酸化を防ぐ抗酸化作用を持っています。βカロテンは身体の中でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保つ作用があります。ビタミンCは白血球を活性化させて免疫力を高めたりコラーゲンの合成を助け、体の組織を丈夫にしてくれます。 - 癒し効果
セロリに含まれる香りの成分のなかで、ポリフェノールの一種であるアピイン・セネリン は、精神を安定させストレスを緩和する癒し効果があると言われています。また、頭痛を緩和したりイライラやストレスを解消する効果が期待できます。 - 高血圧予防・むくみ予防
カリウムは血液中に吸収されたナトリウムが腎臓で吸収されることを防ぎ、尿中への排出を促すことで血圧を下げる作用があるため、高血圧の予防に効果的です。またカリウムは余分な水分を体外に排出してくれる働きもあるので、むくみを予防してくれる効果も期待できます。 - 疲労回復効果
ビタミンB1は食事から摂った糖質をエネルギーに変えるために必要とされる栄養素です。糖質をエネルギーに変える力が低下してしまうと、疲労物質である乳酸が溜まりやすくなり、疲労を感じるようになります。セロリにはビタミンB1が多く含まれているので、疲労回復効果が期待できます。 - おすすめ関連コラム
TIPS
- 色素(ジュースの色素)
- 緑色
- 水分量
- やや多い
- 硬さ
- やや硬い
- *水分量・硬さは目安です。栽培方法や気候、時期などで個体差があります。
- おすすめの搾り方
- セロリはやや硬い食材なので、メインで搾る場合は細目のストレーナーもしくは細目フィルター(※マルチフィルターの場合は交換不要)をオススメします。セロリとレモンのシンプルジュースがオススメですが、セロリ独特の香りが気になる方は、パイナップルやオレンジなど香りのあるフルーツと一緒に搾ると飲みやすいジュースに仕上がります。
- ジュース以外のおすすめの食べ方
- 栄養をのがさず調理
〈加熱して食べる〉
香りの強いセロリは加熱すると香りがやわらぎます。タマネギやニンジンを加えたコンソメスープ、卵を混ぜた中華スープなどにするのがオススメです。 - 彩りよく味わう調理
〈生で食べる〉スライスしたセロリにマリネ液(レモン果汁、オリーブオイル、塩こしょう、砂糖)をあえて、冷蔵庫で味をなじませると、さっぱりとしたセロリのマリネが完成。タコやトマトを加えると彩りのよいマリネに仕上がります。
監修:Hurom、管理栄養士 山本 理江(やまもとまさえ:@masae.yamamoto421)
セロリを使った
レシピ一覧
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