キウイフルーツ
キウイフルーツは中国が原産と言われ、その後ニュージーランドで栽培されるようになり、ニュージーランドの国鳥である『KIWI]』に外観が似ていることからこの名前が付けられました。日本で流通している輸入キウイフルーツの多くはニュージーランド産ですが、国内でも生産されており、12月~4月頃には国産キウイフルーツが店頭に並びます。
最も一般的なキウイフルーツの品種はヘイワード種で、緑色の果肉に白色の果心、その周囲に黒い種子が放射状に並んでおり、爽やかな酸味と甘みが特徴です。最近では果肉の色が黄色のゴールドキウイや、赤色のレッドキウイなどが見た目の美しさや糖度の高さで人気です。また、皮ごと一口で食べられるベビーキウイなどいくつかの品種が市場に出回っています。
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“フルーツの王様”
- 旬の時期
- 通年、12~翌4月(国産)
- 成分と栄養素
- キウイフルーツにはビタミンC、B6、E、K、葉酸のほか、カリウム、マグネシウム、鉄、銅などのミネラル、さらに食物繊維やポリフェノールなど美容と健康にうれしい栄養素が豊富に含まれています。エネルギー当たりの栄養素を数値化し、食品の栄養価を評価する指標である栄養素充足率。キウイフルーツは身近な果物の中でその栄養素充足率がトップであり、栄養を包括的に摂取できる食品と言えます。
- 美肌効果
キウイフルーツに豊富に含まれるビタミンCは、シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑える美白効果のほか、肌にハリと弾力を与えるコラーゲンの生成をサポートしてくれます。また、血流を促すビタミンEが新陳代謝を高め、お肌を明るくする効果も期待できます。キウイにはさらに、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を取り除くポリフェノールも含んでいます。 - 腸内環境の改善
キウイフルーツに含まれる食物繊維の量は他の果物に比べてもトップクラス。善玉菌を増やして腸内環境を整え、糖質の吸収をゆるやかにして食後の血糖値の上昇を抑える水溶性食物繊維と便の量を増やして便秘をしにくい体質を作る不溶性食物繊維の両方を含みます。腸内環境の改善が身体の免疫力の向上にも役立ちます。 - 貧血の予防
葉酸は正常な造血機能を保つためにも必要な栄養素です。調理で失われる栄養素なので、生で食べられるキウイがおすすめです。また、酸味の素になる有機酸は鉄の吸収を高める働きがあるので、貧血予防に役立つといわれています。葉酸は細胞の分化に働き、胎児の正常な発育に必要なビタミンとされ、妊娠を望む女性に摂取を推奨されているビタミンの1つです。 - おすすめ関連コラム
TIPS
- 色素(ジュースの色素)
- グリーンキウイ/ゴールドキウイ
- 水分量
- 少ない
- 硬さ
- 柔らかい
- *水分量・硬さは目安です。栽培方法や気候、時期などで個体差があります。
- おすすめの搾り方
- キウイフルーツは果肉が柔らかい食材なので、メインで搾る場合は粗目のストレーナー(フィルター)をオススメします。キウイフルーツの果肉感や酸味がダイレクトに感じるジュースに仕上がります。
キウイフルーツは水分が少ない果実なので、オレンジやパイナップルなどの水分の多いフルーツと一緒に搾ると、飲みやすいミックスジュースを作ることができます。
にんじんやりんごなどの硬い食材、ケールなどの繊維の多いと一緒に搾る時は、細目のストレーナー(フィルター)を使うと、不溶性繊維の少ないさらっとした飲みやすいジュースが味わえます。
- ジュース以外のおすすめの食べ方
- ビタミンCの豊富なキウイフルーツはそのまま食べたり、コールドプレスジュースや酸味を活かしたドレッシングなど生のままいただくのがおすすめです。キウイフルーツにはアクチニジンというタンパク質分解酵素が含まれているため、つぶしたキウイに数時間漬けるだけで、かたいお肉を柔らかくしてくれます。
監修:Hurom、管理栄養士 山本 理江(やまもとまさえ:@masae.yamamoto421)
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